防水層も遮熱仕様があります

今回は、相模原市の某賃貸マンションの屋上を

塩ビシート防水機械的固定工法の遮熱シートにて改修しております。

 ※アーキヤマデのMIH-COOL15工法


昨今は夏場の高温が厳しい状況となっており

建物も太陽光や高温にさらされ

コンクリート(断熱材含め)が蓄熱してしまい

室内への熱源となってしまいます。


いくらクーラーを強力に作動させても

なかなか室内の温度が下がらない!!!

又は、室内温度自体は冷えているのに

体感で熱く感じてしまう!!!


これは、建物自体(コンクリート)が蓄熱していて

室内へ熱(近赤外線)を放出している為、

熱源になっていたり

近赤外線を体自体が直接吸収してしまい

体がポカポカしてしまいます。


なので、建物の蓄熱を低減する為に

大きい面積を占める屋上を

遮熱シートで表面温度を10度程度下げることは

大きな効果が期待できます

 ※メーカー試算では、室内温度1~2度程度は

  低減するとのこと




蛇足的なお話ですが


10年位い前に、

某ゼネコンさんがマンションを大規模修繕するにあたり

防水改修前の1年前から最上階の屋根裏に

温度計を設置してデーターを採取した資料を見ました。


これが非常に珍しいとはおもわれますが、

夏場の屋根裏温度が毎日最高を記録する時間帯が

AM2:00くらいだったのです!!!


大抵は、夜の18時~22時くらいが

屋根裏の最高温度を記録する場合が多いのですが


これは、相当寝苦しかったのではないでしょうか??

夜寝ている時、天井や外壁面から

放射熱が室内へ降り注いでいたのですから…


ちなみに、その現場は断熱工法で改修していたのですが

温度計の数値は、改修したからと言って

直ぐに変化はしませんでした(夏場の施工でした)


日々、ほんの少しずつ落ちていく感じで

10日くらいかけて落ち着ていました


建物の蓄熱が変化するのには

相当な時間を要するみたいですので、

一度温まったコンクリートは

熱いままなかなか冷えないようです⤵




最後に、露出防水工法であれば

全部と言っていいくらい

今の時代は遮熱性能を有する工法が

あります。

ほんのちょっと割り増し料金が

発生してしまいますが、

「ニトリ」さんではないですが

お値段以上!!!

の効果が得られるとワタシは考えます。


アーカイブ

人気記事